十二使徒

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十二使徒
(7月9日礼拝メッセージ)

聖書箇所 ルカによる福音書6章12節~19節

要 旨

 十二使徒はイエス様が、弟子たちの中からお選びになった。
 イエス様と関係を持った人々を分類すると、群衆、弟子、敵、使徒に分けられる。群衆はイエス様に好奇心をもっているが、「見てるだけ~」という人々。
 しかし自らの切実に求めるものをイエス様が持っておられることが分かり、もっとイエス様に近づき、またイエス様の方から近づいて弟子となった人々がいる(5:1~ペテロ、ヤコブ、ヨハネ。5:27~マタイ)。
 また断食論争、安息日論争を通し、イエスさまが救い主としてのご自分の権威を明確にして行かれたことに、非常に反発して「イエスを亡き者にしよう」とまで思う敵も登場して来てしまった。
 そういうタイミングで、イエス様は徹夜の特別な祈りで父に問うて、使徒を選ぶことを決断された。さらに積極的に働きを展開するため中核になる人を選び、ご自分が去った後も働きが続くようにされたのだ。
 十二使徒には熱血漢の漁師たち(ヨハネ1:40、マルコ3:13)もいるし、クールなナタナエルやトマスもいる(ヨハネ1:43、20:25)。また徴税人マタイと熱心党と呼ばれるシモンは、それまでの生き方が180度違う人間である(片やローマの手先、片や反ローマ過激派)。
 しかし、イエスの弟子になった瞬間に、徴税人や熱心党を止め、イエスの弟子となったのである。生きる目的が変わって、心の中心がイエス様になった。
 イエス様の強烈な「存在」があって、このあまりに多様な弟子たちが共に活動し、またご昇天後の中核を共に担ったことに思いを致す。十二弟子の存在そのものも、イエスという方の本来の凄さを思い知らすものである。

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